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医学:中間長の伸長ポリグルタミンであるアタキシン2はALSのリスク上昇と関連する

Nature 466, 7310 doi: 10.1038/nature09320

極めて深刻なヒト神経変性疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病因についてはほとんど解明されていないが、その発病には、タンパク質TDP-43が重要な役割を果たすことが示唆されてきた。今回我々は、脊髄小脳失調症2型の変異型ポリグルタミン(polyQ)タンパク質であるアタキシン2(ATXN2)が、動物および細胞のモデルではTDP-43の毒性に対する強力な修飾因子であることを示す。ATXN2およびTDP-43はRNA依存的に複合体を形成する。ALS患者の脊髄神経では、ATXN2は異常な局在化を示し、同様に、TDP-43は脊髄小脳失調症2型で局在化異常を示す。ALSに対するATXN2の関与について検討するために、ALS患者915人を対象に、ATXN2遺伝子のポリQリピート長について解析したところ、ATXN2における中程度の長さの伸長ポリQ(27〜33個のグルタミン)とALSとの間に有意な関連が認められることがわかった。今回の結果は、ATXN2が比較的一般的なALS感受性遺伝子であることを立証している。さらにこれらの知見は、TDP-43とATXN2との相互作用が、ALSなどのTDP-43タンパク質症の治療介入で有望な標的となる可能性を示している。

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