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宇宙:地球近傍の小惑星の「新鮮な」表面は地球との遭遇によって生じる

Nature 463, 7279 doi: 10.1038/nature08709

望遠鏡による小惑星の色の測定結果は、隕石について実験室で得られる反射スペクトルとはほとんど一致しないが、それは106年未満の時間で小惑星の表面を急速に赤化させる「宇宙風化作用」の過程によるものである。しかし、「風化していない」小惑星(落下してくる、最も一般的な普通コンドライト隕石と一致するスペクトルをもつもの)は、火星や地球の軌道の内側を横切る軌道をもつ小さな天体中にみられる。これらの新鮮な表面色の起源に対して、衝突から惑星との遭遇まで、さまざまな説明が提唱されてきた。あまり赤化していない小惑星は、地球型惑星の領域の最も深くに入り込むようにみえ、惑星遭遇理論に対する証拠を強化しているものの、106年以内に起きた遭遇の詳細は明らかになっていない。本論文では、風化していないスペクトル(いわゆる「Q型」)を示す小惑星が、過去5 x 105年以内に、地球と月の間の距離よりも近接した軌道交差を経たことを報告する。これらのQ型小惑星は、最近に惑星と近接遭遇した証拠がない小惑星群では、これまでのところ発見されていない。我々の結果は、従来の研究結果、すなわち、風化されていない表面粒子を擾乱し露出させるのに十分の強力な潮汐応力が、小惑星表面の短期間の改変過程で最も支配的だろうという説を立証している。地震学的詳細はまだわかっていないが、新鮮な小惑星表面と風化した小惑星表面の両方を生成できる急速な物理過程が同定されたことで、小惑星と隕石の色の違いという数十年にわたる難問が解決される。

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