Letter 宇宙:NGC 188の青色はぐれ星群でみられる76パーセントの連星率と異常な軌道パラメーター 2009年12月24日 Nature 462, 7276 doi: 10.1038/nature08568 青色はぐれ星は、星団(その中のすべての星は形成時期がほぼ同じである)の主系列上、もしくはその付近に位置する。しかし、これらは通常、ターンオフ星(主系列から外れる領域にある星)よりも明るく、したがって、ずっと前に主系列から離れて巨星や白色矮星へと進化しているはずである。これらの星は、通常の主系列星に由来し、質量増加が最近起こったと考えられている。統計的証拠は、青色はぐれ星が球状星団内でおそらく連星から形成されることを示している。連星の力学的遭遇中に起こった質量輸送、合体、または衝突といった特別の形成過程については、まだ解決されていない。本論文では、7 Gyrという古い散開星団であるNGC 188内の21個の青色はぐれ星のうち、16個(76パーセント)が現在連星系であることを報告する。これは、太陽型の通常の主系列星の間でみられる頻度の3倍である。青色はぐれ星であるこのような連星は、約1,000日の軌道周期をもつ3つを除いたすべてが、際立った周期–離心率分布をもっている。さらに、これらの星は、同じ表面温度をもつ普通の主系列星よりも速く回転している。これらのデータは、ほとんど、というよりおそらくすべての青色はぐれ星が多重連星系由来であることを示しており、複数の形成過程が同時に働いていることを示している。青色はぐれ星の高速回転は、それらの年齢の上限を定めている可能性があると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る