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神経:II型蝸牛求心性神経の後シナプス機能

Nature 461, 7267 doi: 10.1038/nature08487

哺乳動物の蝸牛は、2種類の知覚ニューロンから神経支配を受けている。I型ニューロンが蝸牛神経の90〜95%を占め、単一の内有毛細胞と連絡して、我々が知っているように音響の分析を行っている。対照的に、はるかに数が少ないII型ニューロンは、外有毛細胞(OHC)や支持細胞の間で広範に樹状分枝する。II型ニューロンは、数が少なく軸索の直径が小さいことから、さまざまな推測がなされているが、過去50年間に実験的な進展はわずかしかない。今回我々は、OHCの下の終末分枝近くでII型繊維から記録をとり、これらが興奮性グルタミン酸作動性シナプス入力を受けることを示す。II型の末梢分枝は活動電位を伝導するが、グルタミン酸作動性興奮は小さくまれにしかみられないことから、強い聴覚刺激が必要であることが示唆される。さらに、II型ニューロンの興奮がATPによって引き起こされることがわかった。外因性のATPは、直接的に、およびグルタミン酸作動性シナプス入力を惹起することにより、II型ニューロンを脱分極させる。以上の結果は、II型ニューロンが蝸牛求心性神経として機能し、ATPによって調節されうることを示している。シナプス駆動がより小さいために、聴覚シグナル伝達における役割は、I型求心性神経の役割とは基本的に異なっている。

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