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細胞:一本鎖DNA上でのSSBタンパク質の拡散がRecA繊維の形成を促進する

Nature 461, 7267 doi: 10.1038/nature08442

DNAの代謝の際に細胞内に生じる一本鎖DNA(ssDNA)は、ssDNA結合(SSB)タンパク質の結合によって安定化され、保護される。大腸菌(Escherichia coli)のSSBは、代表的なホモ四量体SSBで、4個のサブユニットにDNAを巻き付けるようにしてssDNAに結合する。しかし、DNAが固く巻き付いたこのような高親和性タンパク質-DNA複合体は、ほかのタンパク質が支障なく作用できるようにすばやく取り除かれるか、別の場所に移されなくてはならない。今回我々は、一分子二色(または三色)蛍光共鳴エネルギー移動により、四量体SSBがssDNAに沿って自発的に移動することを示す。SSBの拡散性移動は、RecA繊維が伸長してSSBを局所的に移すのを容易にする。またSSBの拡散は、短いDNAヘアピン構造を一時的に消失させ、二次構造をもつDNA上でのRecA繊維の伸長を促進する。ssDNA上でのタンパク質のこのような拡散性移動が観察されたことで、組み換えや修復の過程でSSBタンパク質が、ssDNAに強く結合したままで別の場所に移動可能であるという新しいモデルが考えられる。

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