Article 細胞:in vivoにおける成体膵外分泌細胞のβ細胞への再プログラム化 2008年10月2日 Nature 455, 7213 doi: 10.1038/nature07314 再生医療の1つの目標は、組織の修復と再生を行うために、成体細胞に指令を与えて他の細胞型に変化させることである。成体細胞を再プログラム化した例はいくつか知られているが、ある細胞型を制御して他の細胞型に変える方法については、全般的な理解が得られていない。今回我々は、発生の重要な調節因子をin vivoで再発現させる方法を用い、成体マウスの分化後の膵外分泌細胞を再プログラム化して、β細胞に極めて類似した細胞にする、3つの転写因子の特別な組み合わせ(Ngn3(Neurog3としても知られる)、Pdx1、Mafa)を突き止めた。誘導されたこのβ細胞のサイズ、形態および超微細構造は、内在する膵島β細胞と区別がつかない。この細胞はβ細胞の機能に必須な遺伝子を発現し、局所の脈管構造の再建とインスリン分泌により高血糖を改善する。この研究は、成体の臓器中で特定の因子を用いて細胞を再プログラム化し、多能性幹細胞に戻すことなく再プログラム化を起こさせる一般的枠組みを示している。 Full Text PDF 目次へ戻る