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発生:UNC-6/netrinとその受容体UNC-5はシナプス前要素を樹状突起から局所的に排除する

Nature 455, 7213 doi: 10.1038/nature07291

細胞極性は、さまざまな種類の細胞に重要な特性である。例えばニューロンでは、樹状突起内での局所的な入力から情報を受け取り、1本の軸索を介して離れた標的へ神経刺激を送る。軸索と樹状突起の本質的な構造の違いが、軸索タンパク質と樹状突起タンパク質の極性をもった局在を決めると一般に考えられている。しかし、細胞外からの手がかりによっても、この局在化がin vivoで誘導されるのかどうかは、まだ研究がなされていない。本研究では、軸索誘導を促すUNC-6/netrinとその受容体UNC-5が、線虫(Caenorhabditis elegans)の発生の全過程を通して、UNC-6/netrin源に近接する運動ニューロンDA9の樹状突起から、シナプス小胞と活性帯タンパク質を排除することを示す。unc-6/netrinとunc-5の機能欠失型変異体では、DA9の樹状突起にシナプス前構成因子の誤局在がみられた。また、異所的に発現させたUNC-6/netrinはUNC-5を介して作用し、これだけでDA9軸索内の隣接した細胞内領域から内在性のシナプスを排除できた。さらにこの抗シナプス形成活性は、異なる受容体を介するにもかかわらず、LIN-44/Wntでも同様の効果がみられた。このことは、netrinやWntといった細胞外手がかりは、軸索誘導を制御するだけでなく、シナプス前構成因子を局所的に排除することによって、その極性をもった集積を調節することを示唆している。

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