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遺伝:多能性細胞と分化細胞のゲノム規模でのDNAメチル化地図

Nature 454, 7205 doi: 10.1038/nature07107

DNAメチル化は正常発生に必須であり、さらに、がんをはじめとする多くの疾患に関連すると考えられている。哺乳類におけるDNAメチル化のゲノム規模の分布、そしてそれが細胞の分化過程でどのように変化するのか、またヒストンのメチル化や他のクロマチン修飾とどのように関連するのかについての知見は限られたものである。本論文では、ヌクレオチドレベルの分解能で、哺乳類細胞におけるゲノム規模のDNAメチル化プロファイルを作製および解析した結果を報告する。high-throughput reduced representation bisulphite sequencing(RRBS)と単一分子ベースの塩基配列解読を用い、ほとんどのCpGアイランドをカバーするDNAメチル化地図を作製し、マウスの胚性幹細胞と胚性幹細胞由来神経細胞および初代神経細胞、その他8つの初代培養組織について、保存された非コード配列、トランスポゾン、その他のゲノムの特徴に関して代表的なサンプルを抽出した。このデータからいくつかの重要な所見が浮かび上がってきた。第一に、DNAのメチル化パターンは、そのゲノムDNA配列の状況よりも、ヒストンメチル化パターンと強く関連していた。第二に、CpGのメチル化は動的なエピジェネティックマークとなり、細胞分化中に、特にコアプローモーターの外側の制御部位で大規模な変化を起こす。第三に、胚性幹細胞由来の初代細胞の解析から、発生で制御される特定の遺伝子セットと関連した「弱い」CpGアイランドが、in vitroで増殖を続ける間に異常な過メチル化を受けることがわかった。このパターンは、いくつかの原発腫瘍で報告されているものと類似する。より一般には、これらの結果は、RRBSが発生生物学やがん、再生医学に関係する細胞集団のエピジェネティックなプロファイリングの強力な手段となることを立証するものである。

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