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考古学:アンティキティラの機械にあったオリンピア紀表示機能および食予測機能付きカレンダー

Nature 454, 7204 doi: 10.1038/nature07130

「アンティキティラの機械」に関するこれまでの研究によって、前面および背面に出力ダイヤルを備えた古代ギリシャの非常に複雑な歯車機構が確認された。上部背面にあるダイヤルは、メトン周期を基にした19年カレンダーが5回巻きの渦巻き状に配置されている。下部背面にあるダイヤルは、サロス周期の食予測ダイヤルであり、223太陰月が4回巻きの渦巻き状に配置されており、食予測を示す文字が刻まれている。今回我々はさらに、これらの背面ダイヤルに関する予想外の発見について報告する。メトン周期カレンダー上の月の名前はこれまで知られていなかったが、我々は12の月すべてを確認した。それらは、意外なことにコリント起源のものである。北西ギリシャのコリント植民地またはシチリア島のシラクサが主な候補地だが、後者だとすればその起源がアルキメデスにさかのぼるような遺産かもしれない。月の長さを調節するための除外日のあるカレンダーは、紀元前1世紀の史料に記載されていたが、これまでは信じ難いとされてきた。我々は、このようなカレンダーがアンティキティラの機械に実在することを示し、それによってメトン周期のダイヤルが5回巻きである理由を明らかにする。上部の補助ダイヤルは、以前考えられたような76年のカリパス周期のダイヤルではなく、4年周期のオリンピア紀とそれに関連する全ギリシャ人競技会に従うものである。サロスダイヤル上の各文字中で新たに確認された添え字は、これまでの復元に修正が必要であることを示している。我々は、その意外な文字配列を生じさせるモデルを調べて、食の時期が矛盾しているように見える仕組みを明らかにした。また、4回巻きのサロスダイヤルについて満月周期の点から説明し、エクセリグモス(Exeligmos)ダイヤルは、予測された食の時期に対する必要な修正を表示するものと考える。メトン周期カレンダー、オリンピア紀ダイヤルおよび食予測に関する新しい結果は、アンティキティラの機械の歯車に組み込まれた天体周期と人間の慣習の周期とを結びつけるものである。

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