Letter 宇宙:タイタンのオンタリオ湖における液体エタンの同定 2008年7月31日 Nature 454, 7204 doi: 10.1038/nature07100 タイタンはかつて、その表面に軽い炭化水素の広大な海洋があると考えられていたが、カッシーニ探査機によるタイタンへの40回の接近通過の結果、そのような海洋は存在しないことが明らかになった。しかし、地球の湖や海に似た地形や、窒素が支配的な高密度のタイタン大気中からの液体メタンの降雨によっておそらく引き起こされたと考えられる、液体による広範囲にわたる浸食の証拠は存在する。本論文では、カッシーニ探査機に搭載された可視光赤外線マッピング分光器(VIMS)による赤外分光観測データから、タイタンのオンタリオ湖では、おそらくメタン、窒素、他の低分子量の炭化水素を含む溶液中に、エタンが存在することを強く示唆する結果が得られたことについて報告する。 Full Text PDF 目次へ戻る