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生態:3つの河口域における寄生種と自由生活種の生物体量の生態系エネルギー的な意義

Nature 454, 7203 doi: 10.1038/nature06970

寄生生物は生態系に強い影響力をもつこともあるが、生物体量の点での生態系への寄与はほとんどないと考えられている。我々は、カリフォルニア州(米国)とバハ・カリフォルニア州(メキシコ)の太平洋岸に位置する3つの河口域における自由生活種と寄生種の生物体量を定量化した。本論文では、これらの生態系においては寄生種の生物体量が十分にあることを示す。寄生種の生物体量は、最高位捕食種の生物体量を上回っていた。吸虫類の生物体量は特に大きく、個体数の多い鳥類、魚類、穿孔性エビ類および環形動物多毛類の生物体量に匹敵するほどであった。餌を介して栄養的に伝播される寄生種や寄生去勢種は、寄生者として機能する他の生物群に比べて多くの生物体量を内包していた。寄生去勢種によって制御され延長された表現型の生物体量は、感染していない宿主の生物体量をときに上回った。自由に遊泳する伝播段階の吸虫類の年生産量は、定量化されたすべての寄生種の生物体量の合計よりも大きく、また鳥類の生物体量よりも大きかった。こうした寄生生物の生物体量と生産力は、これらの河口域において感染過程が大きな役割をもつことを意味している。

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