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宇宙:連星系をなす小型小惑星の起源は自転による破壊である

Nature 454, 7201 doi: 10.1038/nature07078

衛星を伴う小惑星は太陽系全体にわたって観測されており、その中には1 km以下の地球近傍小惑星の対から、カイパーベルトにある大きな遠方の天体系までが含まれる。最も小さく、また最も近い系は、地球近傍小惑星と主小惑星帯内側の小型小惑星中に見いだされ、これらは主として高速自転する主星と円軌道をもつ接近した伴星からなる。直径10 km未満の地球近傍小惑星、および主小惑星帯の小惑星のおよそ15パーセントが衛星をもつ。これら2つの力学的に異なる集団に、このような似た連星系が形成される機構は、これまで明らかでなかった。本論文では、これらの連星系が、熱的なYORP(Yarkovsky-O'Keefe-Radzievskii-Paddack)効果による「破砕集積体」小惑星のゆっくりした自転角速度の増加によって作られたことを示す。臨界自転速度で自転している天体の赤道から放出される質量は、もし物質が衝突により散逸し、主天体の赤道方向の伸びが小さいままであれば、衛星に降着することがわかった。衛星はほとんどが主星の表面付近を起源とする物質から形成され、接近した離心率の小さな軌道へと入る。我々のモデルで形成される連星系の特性は、1999 KW4 を含む、小さな地球近傍小惑星および主小惑星帯小惑星集団で最近観測された連星のものと一致する。

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