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知覚:ショウジョウバエで温度選択性を制御する内在温度センサー

Nature 454, 7201 doi: 10.1038/nature07001

ショウジョウバエからヒトに至るまで、動物はわずかな温度の変化を識別でき、温度に対する強い選択性を示す。動物は至適温度環境へと移動し、中には、ヒトのように衣服や住み家を使って温度調節を行う動物もいる。環境温度の動物行動への影響は広くみられるのにもかかわらず、動物が自分に適切な温度を選択する神経回路や戦略はほとんどわかっていない。今回我々は、ショウジョウバエの脳に存在し、暖かさによって活性化される脳前側細胞(AC)ニューロンの小集団を同定し、その機能が好みの温度の選択に重要であることを示す。ACニューロンの活性化はハエにとって適切な温度よりわずかに高い温度で起こり、暖かさの分子センサーとして機能するイオンチャネルであるdTrpA1に依存している。ACニューロンに選択的にdTrpA1を発現するショウジョウバエは正常な温度選択生を示すが、dTrpA1の機能が減弱あるいは消失したハエは正常より高い温度を選択する。暖かさを感知するこの内在性経路はわずかな温度上昇を回避させ、冷たさを回避する別の経路と協調的に作用することによって、ショウジョウバエに適切な温度を設定する。したがって、ハエは適切な温度からわずかだけ外れただけで回避が起動するように調節された温度感知経路によって適切な温度を選択する。これは、生存に適した狭い温度範囲を確実に選択する一般的な戦略の可能性がある。

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