Article 工学:高感度多重スペクトルMRIのためのマイクロ加工局所制御法 2008年6月19日 Nature 453, 7198 doi: 10.1038/nature07048 バイオテクノロジーおよび生物医学研究は近年、種々の特殊化されたナノ粒子の導入による恩恵を被っており、こうした粒子がもつ、性質がはっきりした、光学的に識別可能な特徴は、多数の生物学的指標の同時追跡を可能にしている。磁気共鳴画像法(MRI)の分野では、残念なことに、これに相当する多重化能はほとんどない。これらに匹敵する磁気共鳴標識はおおむね、化学的に合成された比較的単純な超常磁性微小粒子に限られており、こうした粒子の大部分は互いの識別が不可能である。今回我々は、トップダウン方式の微細加工を用いて、識別可能なスペクトル特性を微細な磁性構造体の形にコード化する仕組みにより、これが可能になることを示す。幾何学的な形が制御されているこのような微細磁性構造体は、光学的に調べられるナノ粒子とは異なる物理的原理に基づいているにもかかわらず、磁気共鳴高周波スペクトルにおける多重化を可能にし、これは光学スペクトルにおける量子ドットの多重化機能と多くの点で類似している。さらに、粒子の形のin situ修飾によって、さまざまな局所生理学的変動の高周波による探索が容易になるかもしれない。 Full Text PDF 目次へ戻る