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腫瘍:PML標的による、休止期 白血病幹細胞の根絶

Nature 453, 7198 doi: 10.1038/nature07016

腫瘍の維持に働いている「腫瘍幹細胞(cancer-initiating cells)」というわずかな細胞集団の存在が、白血病で強く証明されてきた。そして現在、この概念は固形腫瘍において検証中である。白血病幹細胞、中でも休止期にあるものは、化学療法や標的治療に対して抵抗性を示し、白血病の再発の一因と考えられている。慢性骨髄性白血病は最も典型的な造血幹細胞疾患の1つであり、現行の治療法では白血病幹細胞の集団は根絶されず、薬剤を中断すると再発を引き起こす。本論文で我々は、腫瘍抑制因子PML(promyelocytic leukaemia protein)が白血病幹細胞の維持において重要な役割を担っていることを明らかにし、PMLを薬理学的に阻害することにより休止期の白血病幹細胞を標的とした新規治療法を示す。この方法は、腫瘍幹細胞に対しても応用できる可能性がある。

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