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医学:BCR-ABL1のリンパ芽球性白血病はIkaros欠失を特徴とする

Nature 453, 7191 doi: 10.1038/nature06866

フィラデルフィア染色体はBCR-ABL1をコードする異常な染色体で、慢性骨髄性白血病(CML)、および一部の急性リンパ芽球性白血病(ALL)に特徴的にみられる。我々は、BCR-ABL1と共同してALLを誘発する発がん性部位の同定を目的とし、43例のBCR-ABL1 B前駆細胞型ALLを含むALL患者304例、および23例のCML患者から採取した白血病診断用検体で全ゲノム解析を行った。転写因子IkarosをコードするIKZF1は、BCR-ABL1 ALLの83.7%で欠失していたが、慢性期のCMLでは欠失していなかった。IKZF1の欠失はまた、CMLからALLに形質転換(リンパ性急性転化)する際の後天性の変異であることも明らかになった。IKZF1の欠失により、ハプロ不全、Ikarosの優性ネガティブ・アイソフォームの発現、またはIkaros発現の完全欠損が起こる。IKZF1欠失切断点の配列決定から、異常RAGによる組換えが欠失の原因であることが示された。今回の知見は、Ikarosの機能喪失をもたらす遺伝子異常が、BCR-ABL1 ALLの発症に重要な役割を果たしていることを示唆している。

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