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化学:プロリン触媒によるアセトアルデヒドのマンニッヒ反応

Nature 452, 7186 doi: 10.1038/nature06740

有機小分子は最近、一方のキラル生成物を主に生成するような反応を起こさせる第3の汎用性不斉触媒として登場しており、酵素と金属錯体を補うものとなっている。例えば、アミノ酸であるプロリンとその誘導体は、求核エナミン中間体を経由するカルボニル化合物の触媒活性化に有用である。マンニッヒ反応をはじめとするいくつかの重要な炭素-炭素結合形成反応は、この方法を用いて発展してきたものであり、これらはすべてが生体関連キラル化合物の生成に有用である。注目すべきことに、すべての求核剤のうち構造が最も単純なアセトアルデヒドは、種々の試みにもかかわらず、このような方法に使用することができなかった。今回我々は、N-tert-ブトキシカルボニル(N-Boc)-イミンのプロリン触媒による不斉マンニッヒ反応で、アセトアルデヒドが強力な求核剤となり、β-アミノアルデヒドを極めて高いエナンチオ選択性で生成することを示す。β-アミノアルデヒドは薬品中間体として、また他の生物活性分子の合成において望ましい生成物であるアセトアルデヒドは、アルドラーゼやチアミン依存性酵素などの生体触媒を用いる反応で求核剤として使用されてきており、間接的にも使用されてきたが、小分子不斉触媒反応における安価で汎用性のある2炭素求核剤として使用することで、多くの実際的応用が見いだされるだろう。

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