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宇宙:Ia型超新星 SN 2007on の前駆天体の発見

Nature 451, 7180 doi: 10.1038/nature06602

Ia型超新星は、宇宙の加速膨張を計測するために使われている爆発中の星であり、またこれまでに生成されたほとんどの鉄の源である。爆発している星は連星系をなす白色矮星であるということでは概ね合意があるが、爆発の正確な構造や誘因はよくわかっておらず、精密宇宙論に対してこれらを使用するための障害になっている。爆発前駆天体のモデルは2種類が提案されている。1つは、白色矮星が伴星からの物質の降着を受け、チャンドラセカール質量を超えて崩壊し爆発するというもの、もう1つは、2つの白色矮星が合体し、この場合も同様に大規模な崩壊と爆発が引き起こされるというものである。これまで、どちらのモデルが正しいのか決定することは不可能であった。本論文では、超新星の前段階天体のX線画像アーカイブ中から、楕円銀河 NGC 1404に最近出現したIa型超新星(SN 2007on)の位置に天体を発見したことについて報告する。深部可視光領域の画像(アーカイブに含まれるもの)には、この天体の形跡は全くない。我々はこの結果から、X線源がこの超新星の前駆天体であると結論する。このことから、親銀河は降着モデルで予測される爆発の年代よりも古い(6-9 Gyr)ものの、この超新星に対しては降着モデルの方が当てはまると考えられる。

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