Article 細胞:脂質膜に似た環境内での電位依存性K+チャネルの原子構造 2007年11月15日 Nature 450, 7168 doi: 10.1038/nature06265 電位依存性K+(Kv)チャネルは、ニューロンや筋肉中の活動電位を再分極する。このタイプのチャネルは電位センサーとして知られるタンパク質ドメインを介して、膜電位に直接依存して開閉され、このドメインは膜電位を読み取り、イオン透過孔の開閉を調節する分子電圧計である。今回我々は、電位依存性K+チャネルのキメラの構造を報告する。我々が「パドルキメラチャネル」と名付けたこれらのキメラでは、電位センサーパドルがKv2.1からKv1.2に移されている。脂質との複合体として結晶化し分解能2.4 Åで得られた完全な構造から、ポアと電位センサーが、膜に似た配置をとる脂質分子に埋め込まれていることがわかった。今回の詳細な構造は、膨大な機能データと比較可能であり、膜中での電荷の安定化を説明し、電位センサーの動きとポア開閉の機構を示唆している。 Full Text PDF 目次へ戻る