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発生:細胞の追跡によって示された成体造血系への卵黄嚢の寄与

Nature 446, 7139 doi: 10.1038/nature05725

最初の造血幹細胞(HSC)は、大動脈-生殖腺-中腎(AGM)領域、卵黄と臍帯の主要な血管、胎盤に出現する。しかし、これらが局所的に生じたのか、卵黄嚢の前駆細胞が移動して来たのかは、まだ明らかにされていない。この問題に対しては、細胞の性質を調べるよりも、細胞系譜の関係を追跡することが最良の解決法である。卵黄嚢細胞を長期にわたってin vivoで追跡するために、我々は、Cre/loxP組み換え技術に基づいた非侵襲的パルス標識システムを開発した。本研究で我々は、Runx1+/−(runt-related transcription factor 1)へテロ接合マウスにおいて、胚期7.5日目にRunx1を発現する卵黄嚢細胞が、胎仔のリンパ系前駆細胞と成体のHSCに発生することを示す。妊娠中期(胚期7.5日目)に標識された卵黄嚢細胞は、臍帯とAGM領域、後に胚の肝臓に取り込まれていた。この結果により、主要な胚性血管と関連したHSCの一部が卵黄嚢前駆細胞から供給されている可能性が示唆される。我々は、標識した細胞は卵黄嚢血管に対しては実質的には寄与していないことを観察しており、これは、内皮系と造血系の細胞系譜が発生初期に分岐することを示している。

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