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細胞:Foxp3に依存した調節性T細胞分化プログラム

Nature 445, 7129 doi: 10.1038/nature05543

CD4+調節性T細胞(TR細胞)は、X連鎖性の転写因子Foxp3(fork-head box P3)に大きく依存して分化し、自己破壊的な免疫応答を防止する。重要な役割をもつにもかかわらず、Foxp3がTR前駆細胞に与える分子的、機能的特徴はいまだに不明である。Foxp3の発現は、TR前駆細胞の生存に必要であるだけでなく、それらの細胞がインターロイキン(IL)-2の産生もT細胞受容体結合後の非依存的増殖もできなくなることにも必要であることが示唆されており、このことから、このような「アネルギー」とTRによる抑制能とは密接に関連している可能性が生じている。本論文では、マウスで、Foxp3依存性の特徴と、先行して発現を促進するシグナルによって誘導される特徴とを分離させることにより、後者のシグナルにはTR細胞にみられるいくつかの機能上および転写上の特徴が含まれることを示す。この機能はTR細胞の抑制活性に必要であるが、Foxp3は、アネルギーおよびパラクリン的なIL-2依存などの既に確立されたTR細胞の分子的特質を大幅に増幅して固定化する。さらにFoxp3は、細胞表面の分子およびシグナル伝達分子の修飾を介してTR細胞系譜の安定性を高め、TR細胞を誘発、維持するのに必要なシグナルに適応できるようにする。この適応には、Foxp3に依存する環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ3Bの抑制も含まれ、TR細胞の恒常性を担う遺伝子に影響を与える。

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