Letter 南極西部のラトフォード氷河流の流速における2週間ごとの変動 2006年12月21日 Nature 444, 7122 doi: 10.1038/nature05430 南極の氷床から失われる氷の大部分は、流速が大きく絶えず変化する数本の氷河流を通過する。これらの氷河流の流速の時間変動を定量化し、その原因を解明することは、全球的な海水準変動への南極の氷床の将来的な寄与度を推定するための先行必要条件である。本論文では、南極西部の大きな氷河流であるラトフォード氷河流の表面速度が、潮汐による強制の結果、2週間ごとに約20パーセントという周期的変動をすることを示す。潮汐によって氷河流に導入される変動は、これまで日周変動あるいはもっと短期の変動に限定されると考えられてきた。流速に2週間ごとの強い変動が存在することは、数日の間隔をおいて繰り返し測定した流速値を用いて長期変動を推測したのでは、思わぬ間違いが生じる可能性をはっきり示している。 Full Text PDF 目次へ戻る