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RecAはトランスに作用して損傷DNAのDNAポリメラーゼVによる複製を可能にする

Nature 442, 7105 doi: 10.1038/nature05042

DNAポリメラーゼV(pol V)とRecAタンパク質は、大腸菌のDNA損傷に対処するように作られた変異誘発性損傷乗り越え合成経路の重要な成分である。これまで、RecAはコピーされるDNA鋳型鎖に結合すると考えられてきた。しかし本論文では、連続反応性をもたらすβ-processivity-clampタンパク質の存在にかかわらず、RecAヌクレオプロテインフィラメントの形成、あるいはRecAプロトマーの結合が分離した一本鎖(ss)DNA分子上でトランスに起こったときにだけ、pol Vが触媒する損傷乗り越え合成が起こることを示す。合成を引き起こすにはトランスDNA上のRecAフィラメントの3′側末端が必要だが、トランス型のヌクレオプロテインフィラメント上の別の場所でpol VとRecAの相互作用がさらに生じると合成が促進される。RecAはSOS応答による変異誘発に不可欠であるにもかかわらず、損傷を受けたDNA鋳型鎖上でシスに形成されたRecAフィラメントが損傷乗り越えDNA合成を妨害するという矛盾した現象があるが、ssDNAに結合したRecAによるpol Vのトランス活性化は、こうした矛盾を解決する独自の変異制御機構を示していると考えられる。

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