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プレセニリン複合体の成分であるTMP21はγ-セクレターゼ活性を調節するがε-セクレターゼ活性は調節しない

Nature 440, 7088 doi: 10.1038/nature04667

プレセニリンタンパク質(PS1、PS2)とその結合相手であるニカストリン、aph-1、pen-2は一連の高分子量膜結合性タンパク質複合体を形成する。こうした複合体は、γ-セクレターゼやε-セクレターゼがアミロイド前駆体タンパク質やNotch、カドヘリンなどを含む特定の1型膜貫通タンパク質を切断するのに必要である。これら4種類のタンパク質を、酵母やヨトウガ由来の細胞(Spodoptera frugiperda細胞sf9)内で再構築すると、あまり高くない切断活性が得られる。しかしプレセニリン複合体の生物学的性質に関しては、基質特異性やγ部位、ε部位の相対的な活性について、プレセニリン複合体がどのように調節されているかという重要な問題が未解決である。これに関して、プレセニリン複合体中には別のタンパク質があり、この調節機能を担っているのではないかと考えられてきた。4種類のタンパク質が1:1:1:1の比率で結合しているとした複合体(約220 kDaとなる)に比べ、酵素活性を示す複合体の分子量がはるかに大きい(少なくとも650 kDa)という事実は、複合体にほかのタンパク質が存在するというこの仮説を裏づけるものである。我々は、プレセニリンと相互作用し、γ部位とε部位での切断に異なる影響を及ぼすタンパク質の探索を行った。本論文では、p24積み荷タンパク質のファミリーに属するTMP21がプレセニリン複合体の構成成分であり、ε-セクレターゼ活性には影響を及ぼすことなく、γ-セクレターゼ活性を調節することを報告する。

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