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宇宙:鉄隕石は地球型惑星領域で形成された微惑星の残骸と考えられる

Nature 439, 7078 doi: 10.1038/nature04536

鉄隕石は、微惑星が分化の後に崩壊して生じた核断片である。母天体は、ほとんどの隕石の源である主小惑星帯で形成されたと通常考えられている。しかし観測で得られた証拠からは、分化した天体またはそれらの破片がかつて主小惑星帯に広く存在していたことは示されていない。主小惑星帯を起源とするこの見方はまた、鉄隕石の母天体が直径20 kmほどの小さいもので、それらが通常のコンドライトからなる母天体よりも1〜2 Myr早く形成されたという事実とも両立しがたい。本論文では、鉄隕石の母天体は、地球型惑星領域で形成された可能性が最も高いことを示す。その領域では降着が急速に起こったので、短寿命の放射性核種(26Alや 60Feなど)の崩壊によって、太陽系の歴史の初期に、小さな微惑星の溶融が可能になった。この種族から生じた原始惑星は、残りの微惑星の間で衝突進化を引き起こしただけでなく、残存する微惑星の一部を主小惑星帯へと散乱させ、微惑星はそこに数十億年にわたってとどまった後、衝突やヤルコフスキー効果による熱的な力、共鳴の組み合わせによって主小惑星帯から脱け出した。我々は、(例えば、4番ベスタのような)いくつかの小惑星は、主小惑星帯へ飛び込んだものであると予測する。そのうちいくつかは、長く見つかっていなかった、地球を形成した前駆物質の残骸である可能性もある。

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