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気候:大陸の河川流出量の記録における二酸化炭素の直接的な影響の検出

Nature 439, 7078 doi: 10.1038/nature04504

人間の水消費量が一層増加しているにもかかわらず、大陸の河川流出量は20世紀を通して増加してきた。この増加の原因として考えられるのは、人為的・非人為的な気候の変化、森林破壊、太陽光の減少、大気中の二酸化炭素が植物の蒸散作用に直接及ぼす影響である。これらのすべての要因が、降水と蒸発の両者あるいはどちらか一方に影響を及ぼし、それによって河川流出量を変化させる可能性をもつ。本論文では、機械論的陸面モデルと統計的な最適フィンガープリント法を用いて、これらの要因が、観測される河川流出量の変化にどのように影響しているかを調べた。モデルでは、気候により駆動される年ごとの河川流出量の変動が忠実に再現されているが、20世紀の気候のみでは河川流出量の傾向を説明しきれなかった。そして、この傾向が、二酸化炭素による気孔閉鎖に起因する植物の蒸散作用の抑制と一致することがわかった。この結果は、利用可能な淡水資源の量の予測に影響を与えるものと考えられる。またこれにより、二酸化炭素が陸上の生物圏の機能に及ぼす直接的な影響が見つかったことになる。

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