Letter 遺伝:機能的ゲノミクスにより明らかになった、タンパク質の分泌とゴルジ装置の構造に関係する遺伝子 2006年2月2日 Nature 439, 7076 doi: 10.1038/nature04377 タンパク質の分泌にかかわる多数の遺伝子が、酵母の遺伝学的研究とin vitroでの生化学的解析によって突き止められている。しかし、後生動物の分泌経路はより複雑であり、ゴルジ装置の構造を制御する多くの機構はほとんど解明されていない。我々は以前、ショウジョウバエの細胞系列を用い、ゲノム全域にわたってRNA干渉によるスクリーニングを行い、構成性タンパク質分泌に必要な遺伝子を同定した。さらにこれらの遺伝子について、欠失した場合のゴルジ膜構造への影響に基づいて分類を行った。本論文では、クラスA遺伝子の欠失はゴルジ膜の小胞体への再配分に、クラスB遺伝子の欠失はゴルジ装置の断片化に、クラスC遺伝子の欠失はゴルジ膜凝集につながり、クラスD遺伝子の欠失では明らかな影響は見られないことを示す。これまでに性質を調べた20種類の新しい遺伝子産物のうち、ゴルジ膜と小胞体に局在するものが複数見つかっている。 Full Text PDF 目次へ戻る