Letter 免疫:III型分泌における基質からのシャペロン解離と基質のアンフォールディング 2005年10月6日 Nature 437, 7060 doi: 10.1038/nature03992 III型タンパク質分泌系は、ヒト、動物および植物に対して病原性を持つ多くの細菌に不可欠な病原因子である。この系を介して、細菌の病原性タンパク質は直接に宿主細胞の細胞質へ移行する。タンパク質はこの経路を大部分アンフォールドされた状態で移動すると考えられており、特異的に同族の分泌タンパク質に結合するようにつくられた細胞質シャペロンのファミリーが分泌に不可欠である。本論文では、サルモネラの一種であるSalmonella entericaのIII型分泌系に関連するATPアーゼであるInvCは基質認識において極めて重要な機能を持つことを示す。さらに、InvCはATP依存的な方法で、同族の分泌タンパク質からのシャペロン解離と、そのタンパク質のアンフォールディングを誘導する。今回の結果は、III型タンパク質分泌系とAAA+ ATPアーゼ分解装置による基質認識機構間の類似性を示すものである。 Full Text PDF 目次へ戻る