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細胞:SUMO化依存的経路はPPAR-γによる炎症応答遺伝子のトランスリプレッションを仲介する

Nature 437, 7059 doi: 10.1038/nature03988

ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体-γ(PPAR-γ)は脂質生成およびグルコース恒常性において重要な役割を担っており、インスリン感作薬の標的分子でもある。PPAR-γアゴニストが、nuclear factor kappa B(NFκB)の標的遺伝子のトランスリプレッションを通して炎症応答を拮抗的に阻害する能力は抗糖尿病作用および抗動脈硬化作用と結びつけられているものの、その機構はまだ不明である。本論文では、PPAR-γがマウスのマクロファージで炎症応答遺伝子の転写活性を抑制する分子経路を同定したので報告する。この経路の第一段階では、PPAR-γのリガンド結合ドメインのリガンド依存的なSUMO化が起こり、これによってPPAR-γは炎症遺伝子プロモーター上のnuclear receptor corepressor(NCoR)-ヒストン脱アセチル化酵素3(HDAC3)複合体を標的とするようになる。これが次に、通常は遺伝子の活性化に必要とされるコリプレッサー複合体のシグナル依存的な排除を仲介するユビキチン化/19Sプロテアソーム機構の動員を抑制する。結果的に、NCoR複合体はプロモーターより排除されず、標的遺伝子も抑制状態に保たれる。この機構は、アゴニストが結合した核内レセプターが転写のアクチベーターから免疫やホメオスタシスを制御するNFκBの標的遺伝子に対するプロモーター特異的なリプレッサーに転換される仕組みについての説明の1つとなる。

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