Letter 宇宙:アルヴェーン乱流を示す証拠となるコヒーレント渦のマルチ衛星によるin situ検出 2005年8月11日 Nature 436, 7052 doi: 10.1038/nature03931 流体とプラズマの乱流は、電流、せん断流、密度や温度の勾配などさまざまな原因で起こるどこにもある現象である。乱流には多数のさまざまなスケールで生じる物理特性のゆらぎが関係する。これらは非線形に相互作用し、自己組織化した構造を渦の形で生成する。流体と磁化プラズマにおける渦運動は、通常、非線形方程式に支配される。そのような例として、ナビエ・ストークス方程式、Charney‐Hasegawa‐Mima方程式、それらをいろいろなやり方で拡張した方程式が挙げられる。これら非線形方程式は、さまざまな状況で頻繁に観測される異なる形の渦の解を示す。例えば、大気、海洋系と惑星系、太陽圏、地球の電離圏と磁気圏、そして、実験室のプラズマ実験で観察される渦などである。本論文では、クラスター衛星により発見された、これまでとは異なる種類の渦運動、すなわち地球磁気圏カスプ領域における小規模なドリフト運動論アルヴェーン(DKA)渦を報告する。以前に観測されたもっと大きなケルビン・ヘルムホルツ渦の場合と同じように、このようなダイナミックな構造から、磁気圏境界層を通るプラズマ粒子およびエネルギーの輸送チャネルが生じるはずである。 Full Text PDF 目次へ戻る