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宇宙:恒星質量ブラックホールであるはくちょう座X-1のエネルギー放射では暗いジェットが支配的である

Nature 436, 7052 doi: 10.1038/nature03879

降着を受けているブラックホールは、落下する物質の重力ポテンシャルエネルギーを解放することによって、X線領域でそれらのエネルギーのほとんどを放射すると考えられている。同時にそれらのブラックホールは、この系から相対論的速度をもって流れ出す粒子とエネルギーの非常に細長く絞られたジェットを作り出すことが可能である。本論文では、X線連星はくちょう座X-1にある太陽質量の10倍(10M)のブラックホールが、大規模な(直径にしておよそ5 pc)リング状構造に囲まれていて、この構造が内側の電波ジェットによって膨張しているように見えることを示す。我々は、観測されるリングの放射を維持するためには、はくちょう座X-1のジェットが、連星系の全放射X線光度と同じ程度に高くなり得る運動エネルギーを担わなければならないと推測する。この結果は、低光度の恒星質量ブラックホールが全体的には、局所的にX線を放射するインフローという形よりも、むしろ「暗い」、輻射的には非効率な相対論的アウトフローという形で、解放された降着による出力のほとんどを散逸させていることを示しているのかもしれない。

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