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細胞:収縮性の核内アクチンネットワークが卵母細胞における染色体の整列を進める

Nature 436, 7052 doi: 10.1038/nature03810

微小管による染色体の捕捉は、分裂中の細胞における紡錘体集合の普遍的な機構として広く受け入れられている。しかし、観察される紡錘体微小管の長さと紡錘体集合のコンピューターシミュレーションから、染色体の捕捉は小さな細胞では効率がよいが、動物の卵母細胞などのように核の容積の大きな細胞ではうまくいかない可能性があると予測される。今回我々は、ヒトデの卵母細胞において、減数分裂の第一分裂過程における染色体の整列について調べた。微小管は染色体の捕捉に十分でなく、染色体の整列にはアクチンの重合が必要であることが示された。核膜の分散後に、核の領域に繊維状アクチンの網目構造の形成が認められ、このアクチンネットワークの収縮が染色体を紡錘体微小管へ導くことがわかった。この機構は、ヒトの流産や出生異常の主な原因となる卵子の染色体喪失および染色体異数性の防止に不可欠であると考えられる。

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