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細胞:ミトコンドリア起源の核RNAポリメラーゼによる哺乳類メッセンジャーRNAの転写

Nature 436, 7051 doi: 10.1038/nature03848

真核生物遺伝子の転写は3種類のRNAポリメラーゼによって行われるが、メッセンジャーRNAの合成は、その中のRNAポリメラーゼIIが単独で担当していると考えられている。今回我々は、ヒトとげっ歯類の一部のmRNAの転写が、これまで知られていなかった単一ポリペプチドからなる核RNAポリメラーゼ(spRNAP-IV)によって行われることを明らかにする。spRNAP-IVは、ミトコンドリアのRNAポリメラーゼ遺伝子(POLRMT)の選択的転写産物の1つから発現される。spRNAP-IVは、ミトコンドリアへのターゲティングシグナルを含む262個のアミノ酸がミトコンドリアRNAポリメラーゼのアミノ末端から失われたもので、核に局在する。spRNAP-IVによる転写はRNAポリメラーゼIIの阻害剤であるα-アマニチンに耐性を示すが、POLRMT遺伝子に特異的な短鎖干渉RNAには感受性を示す。spRNAP-IV用のプロモーターは、RNAポリメラーゼIIのものとはかなり違い、転写のエンハンサーには反応せず、機能をもつ共通の配列モチーフが含まれている。

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