Letter 宇宙:近赤外線鏡面反射の欠如はタイタンに海洋がないことを示す 2005年8月4日 Nature 436, 7051 doi: 10.1038/nature03824 窒素、炭化水素およびニトリルからなる多量の大気をもつ土星の衛星タイタンは、独特な衛星である。ガス成分の光化学過程は広範囲のもやを生じ、これが表面を覆い隠している。1980年と1981年のボイジャーの接近通過後すぐ、光化学モデルから表面から数百メートルの深さまでを覆うのに十分な量の液体のメタン/エタン/窒素が存在するはずだという結論が導かれた。最近の地球からのレーダー・エコーからは、サンプリングされた地点のかなりの部分で表面に液体が存在する可能性が示唆されている。本論文では、表面の液体に関する証拠が現状では存在しないことを示す、地上からの(近赤外線波長による)観測と計算を報告する。我々はレーダー観測からの反射特性と組み合わせて、調査地点に過去には液体であったが現在は液体ではない物質がかかわって、極めて平坦な固体表面が形成されるメカニズムを提案する。 Full Text PDF 目次へ戻る