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発生:中心体の局在は神経の極性を決定する

Nature 436, 7051 doi: 10.1038/nature03811

神経細胞の極性化は細胞分裂後、すぐに生じる。in vitroで神経細胞を分化させると、細胞分裂後に形成される複数の神経突起のうちで1つのみが成長促進活性をもつように限定され、それに続いて軸索形成が起こる。これがC. elegansの胚の極性化で見られるような内在性のプログラムを用いた空間的な制限なのか、移動性細胞のように外部からの手がかりに依存して起こるのかはわかっていない。本研究では、in vitroの海馬神経細胞では、軸索は細胞分裂後最初に形成される神経突起から一貫して形成されることを示す。中心体、ゴルジ体、エンドソームは最初の神経突起が形成される部位近くに集合するが、これは最後の分裂面の反対側にあたる位置である。我々は、これらの細胞小器官の活性が極性を持つことが神経細胞の極性形成に必要かつ十分であることを以下のことによって示す。(1)極性を持った微小管の重合と膜輸送が最初の神経突起形成に先行して起こる、(2)1つ以上の中心体をもった神経細胞からは1つ以上の軸索が伸長する、(3)中心体を介する機能を抑制すると極性化が妨げられる。これらの結果から、初期の細胞分裂後段階における中心体を介した非対称な動的変動が神経の極性を誘導すると結論される。また、分裂の方向づけにかかわる細胞分裂前に働く機構が、この現象にも続いて関与すると考えられる。

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