Letter 細胞:網膜芽細胞腫経路突然変異体における体細胞での生殖系列P顆粒の誤発現およびRNA干渉の増強 2005年7月28日 Nature 436, 7050 doi: 10.1038/nature04010 網膜芽細胞腫(Rb)腫瘍抑制因子複合体の線虫Caenorhabditis elegansにおける相同体は、発生過程で細胞系譜を指定する。本論文では、Rb経路の構成成分に生じた突然変異がRNA干渉(RNAi)を増強し、通常は生殖系列に特異的なP顆粒に限定されている遺伝子を体細胞に発現させ、核周囲の構造を生じさせることを示す。さらに、RNAiを阻害する特定の遺伝子の不活性化により、Rb経路変異体における細胞系列の形質転換が回復する。この結果は、Rb経路の構成分に生じる変異により、細胞が通常は生殖細胞に限定的な遺伝子発現パターンに戻ることを示唆している。Rbは哺乳類細胞の形質転換においても、同様の機構で作用している可能性がある。 Full Text PDF 目次へ戻る