Letter 神経:内側側頭葉によらず意識されることのない強固な習慣的学習 2005年7月28日 Nature 436, 7050 doi: 10.1038/nature03857 習慣的記憶とは、徐々に獲得される刺激と応答間の連合で、大脳基底核によるものと考えられている。習慣的記憶は実験動物では詳しく調べられているが、ヒトは情報を意識的な(陳述的な)知識として獲得する傾向が強いため、ヒトの習慣的記憶についてはよくわかっていなかった。今回ヒトにも、学習内容を意識することなく、内側側頭葉によらずに段階的な試行錯誤学習を行う頑健な能力があることを示す。内側側頭葉に大きな損傷があり、陳述記憶能力を失った患者2人を対象に検討した。8対の物体からなる標準的な識別課題を繰り返すと、2人とも数週間をかけて徐々に学習したが、各回のセッションの開始時に、課題や指示や対象物を陳述することはできなかった。こうして獲得された知識は厳格に構成されており、課題のフォーマットを変更すると成績は大きく低下した。 Full Text PDF 目次へ戻る