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地球:赤外観測で得られた火星のマグマの進化と多様性を示す証拠

Nature 436, 7050 doi: 10.1038/nature03639

マーズ・オデッセイ熱放射撮像システム(THEMIS)により100メートルスケールで得られた火星の組成分布図は、 火成岩物質が多岐にわたる多様性を示すことを明らかにした。大シルチス・カルデラ内では、火山の進化により低シリカ組成の玄武岩から高シリカ組成の石英安山岩までの組成が生みだされた。石英安山岩の存在は、少なくとも局所的には分別結晶化を通じたマグマ進化によって非常に進化した溶岩が生成されたことを示している。カンラン石玄武岩はクレーターの底、および表面から4.5 km下までの峡谷の壁に露出した層内で見ることができる。このような鉛直分布は、カンラン石に富んだ溶岩が上部地殻形成の全期間を通じてさまざまな時期に堆積し、またそれらの発見記録(インベントリー)が増えていることは、そのような超塩基性(ピクライト質の)玄武岩がかなり一般的であることを示唆している。石英を含む花崗岩質の岩石も見つかっており、極度の分化が起きたことを示している。このような観測結果は、火星の地殻がほとんど玄武岩でできているものの、ピクライト質の玄武岩から花崗岩質の岩石まで地球上のものに匹敵する多様な組成を持つ火成岩物質を含んでいることを示している。

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