Article 地球:東南アジアのGPS観測から得られた2004年スマトラ・アンダマン地震の考察 2005年7月14日 Nature 436, 7048 doi: 10.1038/nature03937 東南アジアにおける約60の全球測位システム(GPS)観測点で得られたデータは、2004年12月26日のスマトラ・アンダマン地震により生じた地殻変動が前例のない規模のものだったことを示している。地震時の変動は小さいが、震央から3,000 km以上離れた場所でもはっきりと検出されている。最も近い観測点でも、震央から400 km以上離れているが、そこでは10 cm以上の変位を示している。本論文では、この地震の破壊面は少なくとも1,000 kmの長さがあり、GPS観測で明らかになった大きな変位勾配を説明するためには不均質なすべりが必要となることを示す。GPS記録を運動学的に解析すると、解放された変形の重心は地震学的な震央の少なくとも200 km北に位置していることが示される。また、タイ北部の観測点については、破壊は北向きに速い速度で進み、地震発生後10分以内に最終位置に到達したことを示す証拠が得られており、ゆっくりとした非地震性の破壊が起きたという仮説を排除できる。 Full Text PDF 目次へ戻る