Letter 物理:極端紫外線の周波数コム 2005年7月14日 Nature 436, 7048 doi: 10.1038/nature03851 1998年以来、精密分光学と超高速レーザー科学との協力によって、いくつか注目するような成果が得られている。フェムト秒レーザーの光周波数「コム (等間隔のスペクトル線)」は光周波数の測定に革命をもたらし、光原子時計を可能にした。同じコム技術は超高速レーザーパルスの波形の制御に用いられ、その結果、単一のアト秒パルスの生成が可能となった。また、最近では、光波用の「オシロスコープ」を実証するのにも使われている。本論文では、極端紫外線の共振器内高調波発生を実証する。これによって、精密分光学と超高速科学が融合した新しいフロンティアが拓かれると期待される、我々は100MHz以上の繰り返し周波数でコヒーレントな極端紫外線を発生させた。これは従来の実験結果を1,000倍も改善したものである。このような繰り返し速度では、高調波発生過程で存続すると予測される周波数コムのモード間隔は十分大きく、高分解能の分光研究が可能になる。また、このような準連続のコンパクトでコヒーレントな極端紫外線源は、これ以外に極端紫外線ホログラフィー、顕微鏡法、ナノリソグラフィー、そしてX線原子時計など多くに応用できるだろう。 Full Text PDF 目次へ戻る