Article 発生:Blimp1はマウス生殖細胞系列の重要な決定因子である 2005年7月14日 Nature 436, 7048 doi: 10.1038/nature03813 マウス生殖細胞の運命決定は、胚体外組織からのシグナルに多能性原始外胚葉細胞が応答することにより行われる。生殖細胞の起源となる約40個の始原生殖細胞の指定と、それらの、隣接する体細胞からの分離は、発生初期における重要な現象である。我々は、隣接する体細胞では活性化する体細胞プログラムが生殖細胞特異的に抑制されることが、この過程に重要であると提唱してきた。本論文では、既知の転写抑制因子Blimp1(別名Prdm1)がマウス生殖細胞系列の確立において重大な役割を果たすことを示す。Blimp1遺伝子を破壊すると始原生殖細胞形成は初期の過程で停止した。Blimp1欠損胚では、約20個の始原生殖細胞様細胞が堅固なクラスターを形成し、それらの細胞は、正常な始原生殖細胞の指定に伴って起こる特徴的な細胞移動、増殖および一貫したホメオボックス遺伝子の抑制を示さなかった。さらに、我々は、細胞系列を追跡する遺伝学的実験により、近位部後方の原始外胚葉細胞を起源とするBlimp1陽性細胞が、系列拘束された始原生殖細胞の前駆体であることを示す。 Full Text PDF 目次へ戻る