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細胞:キナーゼが調節するカベオラの素量的集合とキス・アンド・ラン様式の回収

Nature 436, 7047 doi: 10.1038/nature03866

機能的ゲノミクスの手法によって、カベオラ/ラフト依存的エンドサイトーシスが多数のキナーゼによる調節を受けていることが明らかになった。本論文では、カベオラの動態にこれらのキナーゼが果たす役割を調べた。カベオラは、古典的な膜融合型輸送とは異なった原理をとっていることがわかった。第1に、各カベオラの被覆には決まった数(1「素量」)のカベオリン1分子が含まれる。第2にカベオラは、複数のカベオラからなる静止した構造として細胞膜に蓄えらているか、細胞膜から出芽し融合するサイクルを表面下の限られた体積内で繰り返すかのどちらかである。このサイクルでは、カベオラの被覆の解体は起こらない。第3に、カベオラはスイッチ機構によって、この局所的サイクル状態から細胞質内での長距離輸送へと移行する。我々は、カベオラのサイクルのそれぞれ異なった段階を制御する6種類のキナーゼを同定した。今回の知見で、カベオラのかかわる輸送の新しい原理が明らかになり、カベオラ動態の性質や輸送能力は、いくつかのレベルで働くさまざまなキナーゼによって調節されていると考えられる。

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