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生化学:テトラヌクレオソームのX線構造と、それがクロマチン繊維に対してもつ意味

Nature 436, 7047 doi: 10.1038/nature03686

真核生物の染色体中のDNAは、ヌクレオソームがぎっしり並んだクロマチン繊維の形をとっている。ヌクレオソームのこの高次構造が、DNAの複製、組み換え、転写、修復の基盤となる。ヌクレオソームコアの構造はほぼ原子レベルの分解能で解明されているが、繊維内のヌクレオソームの配置については最も基本的な情報でさえ異論がある。今回我々は、ヌクレオソームコアの構造を用いた分子置換によって解かれたオリゴヌクレオソーム(密に並んだテトラヌクレオソーム)の分解能9Åでの結晶構造を報告する。この構造では、切りつめられたtwo-start helixを形成しているヌクレオソームコアの2つの積み重なりの間をリンカーDNAがジグザクに往復しており、one-start helixのソレノイドらせんと整合する経路はたどっていない。長すぎるリンカーDNAは、ヌクレオソームコアに含まれるDNAが伸びることで吸収されている可能性が非常に高い。我々は、テトラヌクレオソームを次々に積み重ねて連続的な繊維モデルを構築した。でき上がったモデルはほぼ最密で、以前に報告された交差リンカーモデルによく似ている。これらのモデルから、two-start helixの1本のらせんに沿ったヌクレオソーム間の界面は多様な形式をとると示唆される。

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