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気候:メリディアニ平原における火星探査車着陸地点の風送過程

Nature 436, 7047 doi: 10.1038/nature03641

火星表面は、地球上とは異なる環境で生じる風送(風に関係した)過程の物理に関する我々の理解を試す自然の実験室である。火星表面の模様と大気の不透明度は時間変動しており、表面の微粒子が風に流されて常時移動していることがわかる。火星探査車オポチュニティの着陸点のレゴリス(表面の非固結物質)は風の影響を大きく受け、この風によって、ベッドフォームが形成し再配置され、微粒子がより分けられ、基盤岩が浸食を受けてきた。この地点の風送過程でできた地形は、風の向きや強さの変化について独特な記録をとどめている。本論文では、火星の風が作った明るく見える筋状の痕跡について、in situ調査した結果、これまで提案されている上記地形の形成モデルと一致する証拠が得られたことを示す。さらに我々は、風送による粒子の躍動運動と浮遊運動を区別するのに広く用いられている判断基準が火星上では異なること、また、つい最近では北西から吹いている2〜3 m/sの風の摩擦速度が近年の全球的規模のダストストーム(塵嵐)と関連しており、気候モデルによる予測に対する地上照合データがこの速度から得られることを示す。

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