Letter

地球:ヒマラヤ山脈下部の沈み込んだインド亜大陸の画像化

Nature 435, 7046 doi: 10.1038/nature03678

インド亜大陸の岩石が最後に見られるのは、岩石がヒマラヤ山脈とチベット高原の下に沈み込む前、ガンジス川の南である。岩石が次に垣間見られたのは、チベット南部の地下深部の地震波反射断面でだが、そこで見られる表面にはインド地殻上部の一部が使われてヒマラヤ山脈の岩石へと変わるヒマラヤ山脈内の過程より変成が起こっている。ヒマラヤの変成帯を通過する際に一部が取り除かれたインドプレートの形状は、これまで画像化ができなかった。本論文では、ヒマラヤ山脈底部のデコルマンとインド地殻底部のモホ面(地殻とマントルとの境界)の地震学的画像について報告する。浅部で起きる巨大地震のすべりで生じた剪断過程に応答して、デコルマン上部で強い地震学的異方性が発達していることが発見されたことは重要である。ヒマラヤ山脈より北方では、インド地殻下部に、チベット高原の動態に影響を与える高密度物質であるエクロジャイトの形成と矛盾しない高速度領域が存在する。

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