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細胞:内因性電位センサーと共役したホスホイノシチドホスファターゼ活性

Nature 435, 7046 doi: 10.1038/nature03650

膜電位の変化はイオンチャネルおよび輸送タンパク質に影響を及ぼし、細胞内の化学的状態を変化させる。膜電位と共役する他のシグナル伝達経路の存在が示唆されてきたが、その基礎となる機構は不明である。本論文では、電位依存性チャネルのS1〜S4セグメントに相同の膜貫通型電位感知ドメイン、およびPTENに似た細胞質ドメインを有する、カタユウレイボヤCiona intestinalisに由来する新しいタンパク質について報告する。C. intestinalis電位センサー含有ホスファターゼ(Ci-VSP)と命名したこのタンパク質は、チャネル様の「ゲート」電流を示し、膜電位変化をホスホイノシチドの代謝回転に直接変換する。またCi-VSPのホスホイノシチドホスファターゼ活性は生理的な膜電位の範囲で調整される。免疫組織化学的研究から、Ci-VSPがホヤの精子尾部の膜で発現していることが判明し、精子の機能や形態に何らかの役割を果たしている可能性が考えられる。今回得られた結果は、電位の感知機構がチャネルタンパク質以外でも使われることがあり、従来考えられていたよりも普遍的なものであることを示している。

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