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植物:III型エフェクターによって引き起こされるR遺伝子の発現がイネの病害抵抗性の起因である

Nature 435, 7045 doi: 10.1038/nature03630

植物の病害抵抗性(R)遺伝子は、その標的となる病原体を特異的に認識し、宿主植物内で病害抵抗性につながる一連の反応を引き起こす物質をコードしている。R遺伝子の特異性は、宿主のR遺伝子、およびそれに対応する病原体の非病原性(avr)遺伝子の双方によって規定される。しかし、遺伝子対遺伝子の組み合わせが示す特異性がどんな基盤によるものかはまだよくわかっていない。本論文では、イネのR遺伝子であるXa27、およびこれに対応するイネ白葉枯病菌Xanthomonas oryzae pv. oryzaeavr遺伝子であるavrXa27のクローン化について報告する。Xa27の抵抗性、あるいは感受性の対立遺伝子は同一のタンパク質をコードしている。しかし、avrXa27をもつ細菌をイネに接種すると、抵抗性のXa27対立遺伝子のみが発現する。avrXa27は核局在性のIII型エフェクターを産生する。Xa27の発現誘導は感染組織のごく近傍に限定されるが、これとは異なる場所でXa27を発現させると、本来の標的ではない病原体系統にも抵抗性が発揮された。したがって、抵抗性の対象である病原体に対するXa27の特異性には、AvrXa27エフェクターの存在下でのR遺伝子の差次的な発現がかかわっている。

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