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癌:EphB受容体活性は結腸直腸癌の進行を抑制する

Nature 435, 7045 doi: 10.1038/nature03626

大半の散発性結腸直腸癌はWnt経路の変異が活性化されることで始まり、β-カテニンの安定化と、β-カテニン/T細胞因子-4(Tcf-4)複合体による構成的転写を特徴とする。EphB誘導受容体はTcf4の標的遺伝子で、リガンドであるエフリン-Bとの反発的相互作用を介して腸管上皮構造を制御する。本論文では、ヒトの多くの結腸直腸癌では、Wntシグナル伝達が構成的に活性な状態であっても、腺腫から癌への移行においてEphBの発現が抑制されることを報告する。EphBの発現低下は悪性度と強く相関する。またEphBの活性低下は、ApcMin/+マウスの結腸および直腸における腫瘍形成を加速し、悪性度の高い腺癌の形成につながる。今回得られた結果は、EphBの発現低下が結腸直腸癌の進行における臨界的段階であることを示している。

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