Letter 宇宙:高周波数の音波は太陽の彩層を加熱するのに十分ではない 2005年6月16日 Nature 435, 7044 doi: 10.1038/nature03695 太陽物理学における主要な未解決の問題は、なぜ太陽の外部大気が表面よりも高温であるかということである。理論からは、太陽の表面下の層で高周波(10 mHz〜50 mHz)の音波が多量に発生すると予測されており、そのような波が非磁性領域における彩層(太陽外部大気の下層部分)の主な加熱機構となっていると多くの研究者は考えている。こうした高周波は、地球大気における高周波の擾乱(シーイング)や他の要素により、検出するのがむずかしい。本論文では、高周波の検出を報告し、さらに数値シミュレーションによって、これらの波の音響エネルギーフラックスが、太陽彩層における放射損失と平衡を保つには小さすぎ、10分の1以下であることを示す。したがって音波は、太陽彩層の支配的な加熱機構とはなり得ない。 Full Text PDF 目次へ戻る