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発生:Notch/γ-セクレターゼの阻害は腸陰窩および腺腫中の増殖性細胞を杯細胞へと変化させる

Nature 435, 7044 doi: 10.1038/nature03659

自己更新している小腸の上皮は、幹細胞や前駆細胞を供給する陰窩領域と分化した絨毛領域に分類される。最近の研究では、Wntカスケード反応が陰窩・絨毛軸に沿った細胞運命を制御する主要な拘束力であることが示されている。本研究では、Notch経路で一般的な転写因子CSL/RBP-Jを条件的に取り除くと、増殖性の陰窩細胞から分裂をしない杯細胞への急速で大規模な変換が起こることを示す。またγ-セクレターゼの阻害剤を用いて Notch カスケード反応を遮断しても同様の表現型が観察できた。この阻害剤はまた、Apc癌抑制遺伝子に変異のあるマウスの腺腫で杯細胞の分化を誘導した。したがって、陰窩と腺腫で未分化で増殖性の細胞を維持するには、NotchおよびWntカスケード反応の協調的な活性化が必要である。今回の結果はアルツハイマー病の治療用に開発されたγ-セクレターゼ阻害剤が、結腸直腸の腫瘍性疾患の治療に役立つ可能性を示している。

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